・「仕事がなかなか続かなくて、すぐに辞めてしまう・・・」
・「別の仕事に転職したけど、やはり合っていないと感じてしまう・・・」
・「やっている仕事が自分にとって納得できるものではない・・・」
本記事はこのような悩みを抱えていらっしゃる方向けの記事です。
せっかく始めた仕事が続かないというのは、あなたに限った話ではなく、誰にでも起きうることです。
厚生労働省が発表している「新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)」によると、一年以内に辞めてしまう人の割合は大卒でも約3割になることが明らかになっています。
そして、中には2回、3回と会社を変えてみたのに、結局違うと思って辞めてしまう方も少なくないということです。

ちなみに、この記事を書いている私自身も、大学を出た後、毎年のように働き方を変えていました。現在は経営者として働いていますが、それまで、公務員、非常勤講師やりながらのWebの仕事をしたり、会社員、フリーランスなど、働き方は転々としていたのです。
1年以上続いたこともあれば、1年未満で辞めてしまったこともあります。
ただ、色々と働き方を変えてきたからこそ、人とは違う視点が持てるようになりました。
なかなか仕事が続かないという苦しみを昔抱えていた実体験も交えつつ、仕事を長く続けられるようにするためにはどうしたら良いのかという視点で解説していきます。

1. 【事例別】仕事が続かない原因15選と対処法
それでは最初に事例別で、仕事が続かない原因とそれぞれの対処方法について解説していきます。
あなたの仕事が出来ない原因と考えられるものを発見されたら、対処法を是非とも実践してみてください。

1. 自分のしたいことと方向性が違う
最初にそもそも自分のやりたいことと方向性が違うということです。
例えば、「本来は開発の仕事がしたかったのに、営業の仕事に回された」とか、「入社時には良さそうに見えたけど、入ってみると思っていた作業と全然違った」というようなことは少なくありません。特に、コロナの影響によって、入社面接の段階と異なる仕事に配属されたという方も今は少なくないです。
会社に行く目的意識がない場合、仕事を続けられなくなるきっかけになります。目的が特になければ、強い動機が働かないので、仕事に力が入らなくなってしまいます。
このような場合の対処法としては下記の二つです。
対処法その1:やりたいことを分析して自分に合う会社に転職する
一つ目の対処法は自己分析を徹底して、自分に合う会社を見つけ転職するです。
この中でも自己分析が特に大切です。
「自分が人生をかけて成し遂げたいことが何なのか」を100個書き出してみることをおすすめします。なお、この作業ですが、Trelloというアプリを使って行うことをおすすめします。
そして、それらを難易度別に分けて、やりたいことは今日から潰していきましょう。
そこから自分のやりたいことなのかを知り、それが実現できる会社を選ぶようにしてみてください。例えば、将来的に農業カフェを立てたいなら、農業の会社の方が良いかもしれません。
対処法その2:数年の我慢と割り切り最低限の実績を出して転職する
二つ目は、数年の我慢と割り切って最低限の実績を出して転職するという方法です。
中途面接の場合に聞かれることが前職での実績です。当然ながら、中途採用の場合は実績がないと、なかなか採用されません。
なので、特に3年以上働かれている場合は、何かしら誇れる実績を作ってから、転職されることをおすすめします。

2. 社長や上司を尊敬できなくなった
社長や上司が尊敬できない場合は、仕事を辞めたくなるきっかけになる方は多いです。
特に、中小企業などのように人数が少ないほど、「この会社にはいれない」と思ってしまいやすい傾向があります。
そのような場合の対処法は下記の通りです。
対処法その1:辞める
一つ目の方法は辞めるです。尊敬できない、何も学べないという状態であれば、辞めて問題ないと思います。
むしろ、貴重なあなたの時間を失ってしまうことになりかねないので、辞めましょう。
ただし、もしも今後も活かせるようなスキルなどを身につけられるということであれば、その部分は実務レベルで使えるまで高めて、退職されることをおすすめします。
対処法その2:相手に好かれる行動を取りポジションを取る
相手に好かれる行動を取って、ポジションを取るというのも一つです。
特に中小企業の場合、多くの社員から尊敬されていない場合、離職率がやや高めということは少なくありません。
長期間勤めてくれる人が少ない場合は、逆に長期間勤めている人には辞められると困るので、給料を高くするということは少なくないです。
なので、尊敬できない社長や上司との人間関係はできる限り配しつつ、仕事で主要なポジションを取ってしまうと、中小企業でも上場企業に勤めるくらいのお給料をもらうことも不可能ではありません。
そもそも多くの人が辞めている場合、競争相手が少ないので、逆に言えば、ポジションは取りやすいです。
最も尊敬できない人の元で働かないといけない部分はネックとはいえ、考え方を変えると続けても良いかなと思えるかもしれません。
3. 仕事のやり方に違和感を持っている
「会社全体で売上を上げて上場を狙おう」という、意識が高そうな人たちが集まる会社で働きたいと思ったけれども、いざ作業をしてみると、売上を上げるためのプロセスがないがしろにされていて、違和感を持って辞めようと思われる方も少なくないです。
他にも、ある商品の販売をしていたけれども、明らかに性能や商品力は他社の方がおすすめ出来、嘘をついて営業しないといけないと違和感を持ってしまったりというケースです。
この場合の対処法は「辞める」一択です。
理由は単純で、自分に嘘をついて商売をするというのは、精神衛生上良くないことだからです。
良くないことと思っているなら、当然他の人たちも気づく人は気づきますし、嘘をつかれた方は金銭的に不利益を被るリスクがあり、いざ被害を被ったと気づいた時には恨まれることもあります。
もちろん、家族を養わないといけないなどの事業があったり、転職が厳しいということであれば、今の仕事を続けるしかないです。
ただ、良くないと思っていることの継続はおすすめしません。嘘をつくことが平気になり、信頼を無くし、人から疎外されて信頼されなくなる可能性が高いので、注意するようにしてください。
4. 責任感が強く完璧主義
責任感が強すぎたり、完璧主義の場合も、続けられなくなるきっかけになりやすいです。
責任感が強い場合、良くも悪くもしっかりとしないといけないという思いが強すぎて、ちょっとしたミスで「自分はダメなやつだ」などと考えてしまうことは少なくないです。
この結果、自己肯定感が低くなってしまう可能性があります。
対処法その1:責任を重く受け止めすぎない
ミスして会社に迷惑がかかってしまうのは良くないことですが、だからと言って、自分の責任として重く受け止めすぎないことも大切です。
何かのミスが起きた時には、ミスを起こした人間が咎められがちですが、ミスが起きやすい環境であったとか、そもそものビジネスモデルに欠陥があったなどの問題もあり、あなたの責任ではないこともあります。
もちろん、連続して起こすのは良くない話ですが、連続して起きるということは、その仕事を割り振った配置のやり方に問題があったとも言えるので、あまり1人で抱え込まないようにしてください。
対処法その2:仕事を抱え込まない
責任感がある方に限って仕事が集中しがちです。いい意味では会社から頼りにされていると捉えることもできますが、結果的に出来る人に多くの仕事が行き渡ってしまう事態になりがちです。
客観的に、物理的にありえない量のお仕事をさせられる場合は、仕事を抱え込まずに済む方法を提案するようにしてください。
5. 将来的なキャリアアップが出来ない
将来的にキャリアアップできない、スキルアップできないという場合も、続けたくなくなる原因の一つです。
この場合は、辞めてしまって構いません。
キャリアアップ、スキルアップできないなら、出来る場所に行った方が年収が上がる可能性があります。
また、今の時代、一つのスキルだけで生き残れるわけではないため、キャリアアップが難しいお仕事であれば辞めることは検討して問題はないです。
6. 仕事ができず自信を持てない
仕事が出来ず自信を持つことが出来ないために、仕事が続かず辞めてしまう方は少なくないです。
実際に仕事が出来ないと、人の前で叱られたり、暴言を吐かれるようなこともあります。
叱られることに慣れていると問題ないですが、あまり叱られた経験がないという方であれば、すぐに辞めてしまうことは珍しいことではないです。
対処法その1:感情的な言葉はスルーする
良くある叱責には、感情と内容の両方の言葉が組み込まれています。
例えば、「こんな簡単なことも出来ないのか!バカ!」って言われた時に、「のか!」とか「バカ!」というワードは感情用語なので、スルーして構いません。
なぜなら、そこは本質ではないからです。「バカ」とか罵ったところで、大切なのは「出来ない」が「出来る」になることですから。
ということで、もしも叱責になれていない場合は、感情的な言葉をスルーする習慣をつけてみてください。
と申し上げても、いざ対面で言われると泣き出しそうになることもあるかもしれませんが、ここはスルースキルを身につけることも大切です。
要点は出来ない部分をどうしたら出来るようになるか考えて行動しろという部分ですから。
対処法その2:何らかのジャンルで人に負けない実績を出す
仕事が出来ず自信がないという状態は、何らかの仕事を卒なくこなせるレベルまで高めない限り、絶対に解決しません。
なので、何らかの仕事で自分が自信を持てるくらいの成果を上げることが大切です。
ただし、その成果の上げ方についてはコツがあります。具体的には、第2章で解説する「仕事を長続きさせるための仕事の選び方と自己分析のやり方」を参考にしてください。
7. 職場の雰囲気や人間関係が良くない
職場の雰囲気や人間関係が良くない場合も辞めたいと思う原因になります。就職活動や転職活動の時には、あくまで会社は良い部分しか見せません。
実際に入ってみると、人間関係がギスギスしているような問題もありますし、管理職として入ったものの社長と社員の間の板挟みになって苦しむようなケースもあり得ます。
こればかりは入ってみないとわからないのですが、人間関係については辞めることは注意した方が良いかなと思っています。というのも、こればかりは次の転職先でも全然あり得る問題だからです。
対処法その1:現状を変えられないか検討する
最初にやるべきことは、雰囲気や人間関係が良くない原因を洗い出し解決できないか検討してみてください。
もしも何か行動を起こして変わることがあれば、変えられるような方向性に持っていくことが大切です。
例えば、雰囲気が悪い原因がある社員のミスや不注意が問題なら、ミーティングの際に人の配置を変えてミスが起きない仕組みを作ったりです。
対処法その2:身体に異常をきたすなら辞める
ただし、雰囲気や人間関係について、あまりにもパワハラ気質やいじめをする上司がいたり、人間関係がギスギスして身体に異常をきたす場合はその会社は辞めてしまうことをおすすめします。
健康が維持できなかったら、そもそも仕事できないので、身体に異常をきたす場合は辞めた方が良いと思います。
我慢しすぎて、溜り積もって自殺などすると、取り返しがつきません。
8. 労働時間やお給料、評価面などの条件に不満があるから
労働環境やお給料、評価面などの条件にがある場合は、他に転職して給料が上がったり、労働時間が短くなる保証があるなら辞めても良いと思います。
会社によっては使うだけ人をこき使って、絞り上げている会社というのも少なくありませんから、それなら、出来る限り労働時間が短く、お給料が出来るだけもらえる会社に転職するのは選択肢としてありです。
ただし、条件があり、何らかの成果を出してからをおすすめします。
何の成果も上げないで転職しても、転職活動が難しくなるケースもあります。
最も市場価値が高く、他の会社から求められるような職種につかれている場合はこの限りではありません。
9. 生活リズムが不規則になっている
生活リズムが不規則になってしまっているのも、仕事が続かなくなるきっかけになります。
毎日、寝るのが遅くて、朝に行くのが憂鬱という状態になったりすると、苦しいものです。また、ジャンクフードや糖質ばかりを摂取していると、体が太ってしまい、何かの物事を始めることでさえ、苦しく感じてしまい、会社に行きたくなくなることもあります。
生活リズムを正す上で出来ることには下記のような方法があります。
対処法その1:起床時間を固定する
一つ目は起床時間を固定することです。
例えば、朝6時半に起床するとします。その場合、3日〜4日毎日繰り返すと、自然と体が6時半に起床できるようになります。
注意しないといけないことは二度寝をしないということです。二度寝する、起きることが憂鬱になってしまうので、起床時間は固定するようにしてください。
対処法その2:運動をする
次に運動するということです。
生活リズムが崩れている方は、糖質やジャンクフードの摂りすぎや遅い時間に食事を摂取したりして、体重が増えだるくなるという負のスパイラルに陥ってしまいガチです。
それを防ぐ上で運動はおすすめです。人は運動することで、アドレナリンというホルモンが分泌され、空腹を感じにくくさせてくれるからです。
また、運動をすることで、副交感神経が優位になって、休みやすくなります。
生活習慣が乱れていたり、仕事から帰った後の場合は「だるくて動けない」ことも少なくないので、おすすめは朝早めに起床する習慣をつけて、ウォーキングされることをおすすめします。
対処法その3:部屋を掃除する
部屋を掃除することもおすすめです。理由は部屋が散らかっていると、「何もかもがどうでも良い」と思ってしまって、ダラダラとした生活になりやすいからです。
部屋を片付けることで、気持ちが整理されて、規則正しい習慣を送ろうと思えるようになるはずです。
10. 自分に合わない仕事をしている
自分に合わない仕事についている場合も、続かなくなる原因になります。場合によってはうつ病になることもあるので、注意が必要です。
例えば、営業が苦手で人と接することが苦手な方が営業をすると、ストレスばかり感じることになります。
同様に、人と接して感謝されることが好きという方が裏方の仕事で、コンピュータとばかり向き合っていると、なかなかお仕事でやりがいを感じることは難しいでしょう。
もちろん、慣れることで上手くできるようになることもあるので、しばらくの間は様子を見るのがベストですが、それでも苦しい場合は仕事を変えることを検討してください。
対処法その1:部署異動を願い出る
一つ目に、部署異動が出来ないのか、上司に相談してみるようにしてください。
あまりにもその仕事が向いていない、精神的に苦しい場合は、何か代替策を提示してもらえるかもしれません。
対処法その2:転職する
部署の異動が難しい場合は、転職するようにしましょう。
転職する場合には第2章で解説する自己分析を行いつつ、上手く自分に合った企業を選択することが大切です。
11. 飽きやすい
発達障害、ADHD持ちの方にありがちな「飽きやすい」という特徴をお持ちの場合は、単純作業の繰り返しのようなお仕事は息苦しさを感じることが少なくないです。
この傾向は私も持っているので、すごくよくわかるのですが、結論を申し上げると「クリエイティブなお仕事の方がいい」です。
理由はクリエイティブなお仕事の場合、必ずしも正解があるわけではないので、「こうではないかな?」、「こうしたらいいのではないかな?」と色々と頭で考えれるので、飽きにくい側面があるからです。
ただし、基本的に多くの仕事はトップダウンになりがちなので、比較的色々と考えてできるお仕事はないのかを探してみるようにしてください。
特にWebデザインやメディア事業、エンジニアなどインターネット系の職種については毎回作業内容が変わり、仕事がマンネリ化するような仕事ではないので、おすすめかなと思います。
12. 実家暮らしになっている
実家暮らしの場合も、人によっては続かなくなる原因になりやすいです。
その理由は、家賃を支払う必要もなく、働かなくても、暮らせるという側面があるのは否めません。また、特に家との往復で1時間や2時間かかる場合、会社に行くこと自体がしんどく感じてしまうからです。
もちろん、お金が貯まるというメリットはありますが、一方で、わざわざ無理に働かなくてもと思うきっかけになることもあるので、そういう場合は会社の近くに賃貸を借りることをおすすめします。
仮に毎日通勤時間に1時間以上使っているのであれば、その時間を使って副業した方が良かったりしますよ。
13. 仕事に対する理想が高い
理想が高すぎるというのも仕事が続かなくなる原因です。
私も過去に複数の職種を体験してきましたが、仕事に求めるものが多すぎると、結果的に続きません。
- お給料
- 人間関係
- 残業
- 各種手当て
- 尊敬できる人の有無
他にも求めるものは色々とあるかもしれませんが、すべてが揃っている職場は必ずしも多いわけではありません。
この中でもお給料や残業代、各種手当てなどは事前に知ることが出来ますが、人間関係や尊敬できる人の有無は働き出してから変わることもあります。
最初は良くても、ある出来事をきっかけに仲が悪くなってしまうこともあるので、ここは普段からいかに人間関係を良好に保てるのかが大切です。
もしも今雰囲気が悪いとかであれば、敵対するよりは、雰囲気をよくするためにはどうしたら良いのかという視点で考えてみることを推奨します。
14. プライドが高すぎる
プライドが高すぎるのも辞めるきっかけになりやすいです。プライドが高くて、そのプライドをへし折られる経験に耐えられない場合、「こんな会社にはもういることは出来ない」と思って、そのまま退社ということは少なくないです。
この場合の対処方法ですが、現実的なメリットを優先して判断されることをおすすめします。
その会社にいることで、まだ得られることがあるのかどうかを検討してみて、何かあるのであればプライドを抑えてその会社に居続けるというのが正しいです。
もしもその会社で何か学べるものがあるなら習得してから辞めるかどうか判断するようにしてください。
ちなみに、仮にあなたのプライドを曲げるような人が居たとしても、その相手も異動になることもあるので、短期間の付き合いということがわかっている場合は、我慢することも大切です。
15. 疲れている
普段からあまり休みが取れずに疲れているという場合はお仕事にもよりますが、ブラック企業とあなたが感じて精神的、肉体的にも苦しいなら、他に良い条件のお仕事がないのかを探されることをおすすめします。
もしもそこまでということであれば、有休をとってリフレッシュすることをおすすめします。
リフレッシュの際には運動をおすすめします。疲れているから難しいと思われるかもしれませんが、運動をすることで副交感神経が優位になりリラックスしやすくなったり、汗で老廃物を体の外に出して健康的な体に近くことが出来ます。

2. 仕事を長続きさせるための仕事の選び方と自己分析のやり方
それでは、ここから長続きする仕事選びのコツと自己分析のやり方を解説します。
仕事を長続きさせる上で、大切なのが仕事の選び方と自己分析です。
この二つを押さえて自分のお仕事を探せるかが納得がいく就職に繋がるかどうかと関わってきますので、参考になると幸いです。
長続きする仕事選びのコツ
最初に長続きする仕事選びのコツを解説します。
それは何かというとパレートの法則で上位に入れるお仕事を探すということです。
パレートの法則とは、イタリアの経済学者ヴィルフレド・
一般的には会社というのは「仕事が出来る人が2割」というような形になっていることが多いです。
残りの8割は普通レベルのお仕事しかこなせないというイメージです。
ここで大切なことは、自分が仕事が出来る2割に入れるポジションを探すということです。
あなたの過去に行ってきたお仕事や特技から、この仕事なら他人よりは出来るかなという部分で、上位の2割に入れるとベストです。
理由はなぜかというと、上位の2割に入っていると、会社からは出来る人と評価されます。ある程度の裁量が与えられるということも少なくないです。
そういう意味では、お仕事がやりやすいと言えるわけです。
こんなことを申し上げると、「私には人よりも出来るスキルはない」と思われるかもしれません。
ここで注意しなければいけないことなのですが、必ずしもめちゃくちゃ仕事が出来ないといけないというわけではありません。
めちゃくちゃ仕事が出来る必要は必ずしもないです。
例えば、Webデザインの上級者Aさんと中級者Bさんが居たとします。
中級者のBさんがWebデザイナーがそれなりに多い会社に入れば全体の中では、普通の人、あるいは出来ない人という扱いになります。
しかし、デザイナーが全くいない会社であれば、そこにBさんが入ることで、Bさんはその会社の中でデザインがかなり出来る人という扱いになります。
同様にAさんが上級者が集まるWebデザイン会社に入ると、認められる機会が少なくなることもありますが、中級者ばかりがいる会社ならその会社でポジションを取れます。
仕事で決定権を持っていたり、会社の中での希少性が高いと、そのポジションで認められて、満足感を得やすいです。
なので、転職する場合は、そういうことが出来るのかどうかを検討してみることは、仕事を続ける上でおすすめです。
ただ、このパレートの法則で上位を取る上で、自己分析が大切なので、自己分析の方法を次で解説します。
自己分析のやり方
それでは、ここから仕事が出来る2割に入るために、やっておきたい自己分析を3つ紹介します。
その1:自分の得意を把握する
最初に行うべきことは、自分の得意を見つけるということです。
自分の過去の傾向から得意なことを仕事にしている人としていない人だと、明らかに習得スピードが変わってきます。
例えば、私の場合、人の前に出てプレゼンテーションをするのは特に難なく出来たので、学校の教師やパソコンの講師はそこまで練習しなくても出来ました。
また、そこまで大きな苦にはなりませんでした。
逆に、喋るのがあまり得意でない方が行うと、どうしてもぎこちなくなってしまったりします。
得意の見つけ方について、3つの方法を紹介します。
その1:自分の過去を振り返り得意なことを考える
最初に自分の過去を振り返ってみてください。
過去に誰かと一緒に何かをした時に、人よりも上手く出来たことや、周囲からすごいと褒められた経験を思い出してみてください。
これは別に幼少期からの経験で構いません。
私の場合は、小学校3年生の時に劇をした記憶があり、ここで企画を自分で練ったり、人前で喋るのが人より得意かもしれないという実感を持ったことがあります。
また、作文や絵画で賞をもらったことがあったので、文章を書く力、絵画で人を魅了することも得意かなと・・・。
他にも、アルバイトや派遣、会社員としての働きの中でも、この仕事はそんなにストレスが溜まらなかったものもあるでしょう。
まずは過去を振り返ってみるようにしてください。
そうすることで、何が自分は得意なのかに気づけるはずです。
その2:人に聞いてみる
二つ目は、誰か第三者に聞いてみるということです。案外、自分の得意なことを自分自身で気づかなかったりするものです。
実際に出来ていると思っても、実は周囲の人からすると、違う部分を褒められるとかですね。
この時に聞く相手は、一緒に働いていた元仕事の上司がおすすめです。
私は元仕事の上司に対して、自分の強みは何だったかを聞くようにしています。
私の場合はよく下記のように言われることが多いです。
- 何か叱られても動じない
- かなりガンガン突き進む
- 相手が感情的になった時の立ち回り方がわかっている
- 教え方が上手い
- 常に相手のレベルに合わせて指導をする
一緒に働いている人から見た評価なので、信憑性が高いと言えますし、仕事を選ぶ際に、これらの条件を意識したら、次の職場で評価される可能性も高くなるかなと思います。
評価されて、悪い思いをする人はいないと思いますので、かなり大切なポイントかなと思います。
その3:診断テストでチェックする
3つ目の方法が診断テストでチェックするという方法です。様々な会社が自分の強みを把握するためにお勧めの診断ツールを用意してくれています。
今回はその中でも3つのおすすめを紹介します。
クリフトンストレングス・テスト
クリフトンストレングス・テスト(旧ストレングスファインダー)は34の資質について、 1位〜34位を順位づけして、あなたの強みが何かを発見するお手伝いをしてくれるツールです。
かなり細かい部分まで網羅しており、世界レベルで利用されるテストということもあって、信憑性が高いと言われています。
ちなみに、1位から5位までを見れるものと、34までの順位すべてみるものがあるのですが、1位から5位までで見れるものを利用したらOKです。
この中の1位と2位は無意識のレベルで出来るもので、本人も気づいていないことが多いと言われています。この部分を活かせる仕事を見つけることで、仕事が楽になる可能性があるわけです。無意識でできることなので。
ちなみに、私の場合は下記のようになっています。
- 1位:戦略性(目的に向かうための選択肢を想定できる)
- 2位:共感性(相手の感情を察することができる)
- 3位:包含(人の輪から外れる人に注意を払い、輪に入れる努力をする)
- 4位:最上志向(優れたものを最高レベルのものに変えようとする)
- 5位:成長促進(他の人の持つ可能性を認識し、それを伸ばし、小さな成長の進歩の兆候を見逃さない)
この中でも、2、3、5は教育関係の仕事は比較的向いていると言えますし、戦略性や最上志向は、本メディアの運営などでも大いに生かされています。
リクルートのグッドポイント診断
二つ目はリクルートのグッドポイント診断です。 リクルートキャリアが持っている独自のノウハウを利用して開発された約30分で出来る診断サービスです。
簡単に自己分析したり、面接前の準備に活用できる診断ツールで、18種類からあなたの強みを5つ診断してくれます。
クリフトンストレングス・テストと比較すると、アンケートに答える時間が短く、その分精度はやや落ちるかもしれませんが、短時間で無料で調べられるのがお得なポイントです。
なお、リクナビNEXTに登録することで受けることが出来るので、登録することで、良い企業がないのかどうか探せるようになります。
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その2:自分の不得意を把握する
今までにやってきた仕事で不満に思っている部分や苦手に感じたことを洗い出すようにしてください。
どういう部分で辛いのか、何を不満に思って、もっと楽なお仕事につきたいのかという部分をノートに書き出してみてください。
例えば、私が過去に「もっと楽な場所で働きたい」と思っていた職場であれば、以下のような不満を持っていました。
仕事 | 抱えていた不満・苦手 |
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このように、自分が苦手意識を持っていた、楽ではないと感じたお仕事の特徴を最初に洗い出してみてください。
私の場合は、だいたい下記のような感じになります。
- 単純作業
- ルールがすでに細かく決まっている
- 複数のことに同時に目を向ける必要がある
- 細かいことになるとミスが発生しやすい
- 興味のない話についていけない
もちろん、この苦手な部分が全くない仕事というのは現実には少ないと思います。
ただし、仕事によって、単純作業が少ない仕事、ルールがそこまで細かく決まっていない仕事などは確かに存在します。
なので、自分の弱みが該当しそうなお仕事は事前に選択肢から候補として外されることをお勧めします。
もちろん、克服しようと努力することは大切ですが、それでも元から出来る人と比べると、労力がかかります。また、労力をかけた割に報われないということも少なくないです。
なので、あえて、自分が得意と感じられる場所で勝負することが大切です。
その3:どのポジションで働くことが自分に合うのかを考える
続いて、どのポジションで働くことが満足度が高いのかを検討するようにしてください。
働く組織の大きさやポジションによって、精神的な満足度は大きく変わってきます。
それによっても仕事が楽と感じるか、逆に苦しいと感じるのか変わってくるものです。
各種役職のメリットとデメリットをまとめてみました。
(ちなみに、メリットやデメリットは人によっては逆になることがあります。例えば、単純作業がいいという方もいれば、逆に単純作業は辛いという方もいます。また、大企業でもベンチャー企業のようなことが出来ることもあるので、その点ご注意ください。)
働き方 | メリットとデメリット |
パート・アルバイト | 【メリット】
【デメリット】
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派遣 | 【メリット】
【デメリット】
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公務員 | 【メリット】
【デメリット】
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大企業の会社員 | 【メリット】
【デメリット】
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中小企業の会社員 | 【メリット】
【デメリット】
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フリーランス | 【メリット】
【デメリット】
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経営者 | 【メリット】
【デメリット】
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ちなみに、私の場合はほぼ一通り体験していますが、精神的な満足度で言えば、一番フリーランス、経営者が高めでした。
理由は自分で売上の成果を出しておけば、誰かに何か指図されることもないですし、自分で創意工夫して色々と出来ます。もしも雇われの身だと叶わないケースが少なくないです。(もちろん、実力主義の世界なので、売上を上げられないと、終了です。)
他にも、派遣も案外楽かなと思っていまして、派遣の場合、食事や宿が確保されているケースがあり、お金が新卒の20代よりも貯まりやすいなどのメリットがあったりします。
場合によっては、毎日露天風呂に入れるなどのメリットもあり、精神的満足度が高くなる可能性があるんですよね。

将来的に飲食店を起業する予定で、全国のホテルを転々とめぐって派遣をしているというような知り合いがいますが、その彼は仕事が趣味で人生とても満喫していると感じたことがあります。
そういうことを総合的に踏まえて、どのような働き方がベストなのか自身で考えてみるようにしてください。
3. 転職・独立する場合のお仕事の探し方5選
それでは、転職や独立をする際のお仕事の探し方について、ここから解説していきます。新しいお仕事に移る際の参考になると幸いです。
1. 転職サイトを活用する
就活サイト、求人情報サイトに登録するという方法です。登録すると、様々な条件で絞り込み、自分に合ったお仕事を探すことができます。
リクナビNEXT
リクナビNEXTは、日本最大級の求人情報量と、AI 技術を駆使した高度な仕組みを強みとする求人サイトです。グッドポイント診断によって、自分の強みを明らかにします。
そして、独自の高精度AI が「あなた」をトータルに分析して、その結果を元に、巨大なデータベースの中から最適な求人を選び抜いておすすめの求人が提案されます。
また、企業側からもオファーが出来るような仕組みになっています。豊富な検索条件から自分の望む働き方が出来る企業を見つけることが出来ますよ。
エン転職
エン転職では、担当者が一社一社独自取材をして、職場の風景などを動画で掲載したりしています。また、社員や元社員の口コミで企業の担当者が記載したコメントまで掲載しています。
また、無料で応募企業の面接情報を教えてもらうこともでき、さらに、入社後3年のサポートをする仕組みも整っています。
Wantedly
Web系のスタートアップ企業やインターンの求人が多く掲載されているのがWantedlyです。
掲載料金が低いということもあってか、他の転職サイトにはない企業やスタートアップのあまり知られていない企業もたくさん見つけることが出来ます。
また、Wantedly内で採用活動をしている企業は、定期的に情報が更新されています。
特に今成長している企業を見つけたい、ベンチャー企業に入社したいという方は登録して損はないと思います。
type
SEやプログラマーなどIT系職種の人がメインの転職サイトtype。
AI機能が搭載されていて、会員登録情報や過去の行動履歴、カウンセリング情報をAIが学習をして最適な求人をマッチング提案してくれるのが特徴的です。
「残業時間」や「受かりやすさ」なども可視化してくれたり、また、豊富なコンテンツで転職や仕事力をうまくサポートする仕組みがあります。
女の転職type
女の転職typeは女性だけの転職サイトです。2018年に会員数は100万人を突破していて、主にサービス、販売系、事務・経理・人事を希望する多くの女性が登録しています。
はたらいく
はたらいくは地元密着型サイトなのが特徴で、地元の中堅・中小企業を志望する多くの求職者が多数登録しています。
そして掲載されている企業も従業員が50人以下の企業が全体の7割を占めます。Iターン・Uターンしたい人や販売・サービス業界で働きたいという方にはおすすめの転職サイトです。
キャリトレ(BIZREACH)
キャリトレは人工知能が求人をレコメンドしてくれます。1タップで、気軽に企業にアピールすることが可能で、マッチングすると、企業にアプローチできるという点では、恋活・婚活アプリであるマッチングアプリのような要領で気軽に利用できる転職サービスと言えます。
2. 転職エージェントを利用する
転職エージェントに登録するという方法です。転職エージェントでは専門のスタッフがあなたの悩みや希望を聞いて、合った会社を紹介してくれます。
利用料金は無料なので、利用者からすると特にデメリットはありません。
ただし、注意点として向こうも商売なので、とにかく面接を受けさせようとしたり、とりあえず内定をもらえそうな会社を適当に紹介するような人たちも一部いるようです。
なので、紹介されたとしても、本当に良いのかどうか自身でもしっかりと調べてからエントリーされることをおすすめします。
ただ、あくまで、どのような会社があるのかを知るきっかけ作りになるメリットがあるので、ここでは紹介していないような職種を紹介してもらえることもあるかもしれません。
リクルートエージェント
リクルートエージェントは転職支援実績No1と言われる転職エージェントです。大きな特徴は下記の通りです。
- 1977年から約37万人の転職実績がある(2016年現在)
- 一般の求人サイトにはない非公開求人が20万件以上ある
- 各業界に精通したキャリアアドバイザーがあなたにあった企業を選んでくれる
- 転職サポートで提出書類の添削、面接対策、独自の業界分析や企業情報を提供
土日や平日の夜などでも対応してもらえるので、もしも仕事をされている方でも安心して対応してもらえます。
なお、同じリクルートがサービスを提供している転職サイトであるリクナビNEXTとの違いは、人が直接応募書類の書き方や面接対策をアドバイスしてくれるか、してくれないかという部分です。
そして、求人数はリクルートエージェントが非公開求人も含めて150,000件なのに対して、リクナビNEXTは求人数が約9,000件です。
ただし、基本的に人力によるサービスのため、転職エージェントに足を運べるエリアにお住まいでない場合は、対面でのサービスを受けることができません。
最もどちらが有利とかってわけではなく、アドバイスを頂きつつ就活したいなら、リクルートエージェントを利用するのはありです。
マイナビエージェント
マイナビエージェントは、専任のキャリアアドバイザーは求人情報を紹介し、応募から内定まで、一貫して無料サポートしてくれるサービスです。マイナビエージェントの強みは下記の通りです。
- 求職者と企業のマッチング力
- 徹底したサポート体制
- 未経験者にも丁寧なアドバイス
- 地方にも支社があるので、地方の求人も強い
アドバイザーに直接会わなくても、転職のサポートを電話で受けられるのが魅力で、主に20代から第二新卒の転職支援が強いことで有名です。
企業のWebサイトや転職情報サイトなどで公開されていない非公開求人が全体の80%を占めるのが特徴で、あなたにあった転職先を紹介してもらえます。
dodaエージェント
非公開求人を含め約10万件の求人の中からあなたに合った希望や適正に合った求人ご紹介してくれます。強みは以下の通り。
- 求人案件数が2位で非公開求人が8割〜9割
- 専門のアドバイザーから高いサポートを受けられる
- 企業と求職者から高い評価を得ている
- 充実したサポート体制がある
業種や職種ごとに専門的な知識や情報を持ったキャリアアドバイザーが、求人の紹介から、履歴書・職務経歴書の書き方、面接のアドバイスまで、全面的にバックアップしてくれます。
また、企業の採用計画や求める人物像などを密に企業とコミュニケーションをとっているスタッフもいるので、求人票には載らない有益な情報を提供してあなたをバックアップしてくれます。
type転職エージェント
type転職エージェントは「サービス実感No.1エージェント」というコンセプトを元に、あなたに合った「求人の選び方」「志望度の高い企業の受かり方」「納得のいく転職先の決め方」の3つを大切にして事業を展開。
「一都三県」の転職支援に強く、「IT・Web業界」「ものづくり業界」「営業職」「販売・サービス職」「管理部門」「ミドル・エグゼクティブ」「女性」領域の求人・転職ノウハウが豊富なのが特徴的です。
全国の求人を取り扱ってはいますが、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県の求人案件がメインです。首都圏での転職をお考えの方、丁寧なキャリアカウンセリングをご希望の方向けのサービスです。
転職成功実績に定評がある
パソナキャリア
「パソナキャリアの転職支援サービス」は2019年・2020年と2年連続で、オリコン顧客満足度調査 転職エージェント総合第1位を獲得した転職エージェントです。
パソナキャリアではキャリアの棚卸し、職務経歴書の書き方のアドバイスから、求人のご紹介、面接日程調整や年収交渉にいたるまで、一連の転職活動のサポートを無料で行ってくれます。
また独自のノウハウによる面接対策や企業情報、クチコミ情報などを提供してくれます。
ワークポート
ワークポートは転職相談サービスを提供している総合人材転職エージェントです。IT・Web案件に強いのが特徴的で、かつ、対応が早く素早く転職したいという方にはおすすめです。
転職活動の進捗が管理できる「e コンシェル」サービス、面接・書類作成アドバイスなどあなたの転職を成功に導くためのサポートが好評です。
転職における様々な不安を専門性が高い転職コンシェルジュが一つ一つ丁寧に払拭してくれる点では安心のできるサービスと言えるでしょう。
マイナビAGENT (旧名:WomanWill)
マイナビが運営している女性向けの転職サイトです。業界に精通したキャリアアドバイザーがあなたの悩みをヒアリングして、面接対策から転職活動をトータルでサポートしてくれます。
女性コンサルタントが女性にアドバイスするというところが他のエージェントとは違う場所で、女性だからこそ悩む結婚や出産などを考慮した、女性が本当に働きやすい転職先を紹介してくれます。
UZUZ(ウズウズ)
第二新卒の内定率が86%以上のウズウズ。アピール力がある推薦状があるので、書類選考通過率は87%を超えます。
そして、求人別にカスタマイズされた面接対策が実施され、ウズキャリ経由で入社した人からのフィードバックも取れて、入社後のイメージも明確化できます。また、個別か集団かでサポートの形式を選択することも出来ます。
大きな特徴として、離職率/労働時間/社会保険の有無/雇用形態などで厳しい基準を設けているだけでなく、ウズキャリ経由で入社した方からのフィードバックによりブラック企業を判定して、ブラック企業を除外する試みがあります。
転職した後のミスマッチを避けるための試みが行われているのは強みと言えるでしょう。
ハタラクティブ
ハタラクティブ利用者の3人に2人が正社員経験がない未経験で就職をしているのが特徴です。
そして、伸びている企業から長年安定している中小企業など、様々な業界・職種の企業に就職しています。求人は「20代の若手を採用して長期的に育てていきたい」「幅広い人材を採用したい」と経歴よりも人柄を重視する企業が多いのが特徴的です。
ハタラクティブでは、実際に取材を行った企業しか紹介していないこともあって、リアルに即した会社の雰囲気などを知ることが出来ます。
就職カレッジ(ジェイック)
フリーター、第二新卒、未経験などの社会人経験がない方や少ない方が安心して働ける場所を中心に紹介してくれるのが特徴です。
就職成功率は81.1%で、今まで働いてこなかった方に向いているお仕事を紹介してくれます。
また、就職カレッジでは、ビジネスマナーから履歴書・面接対策を学べる講座が開講されていて、80%強の高い内定率を誇っています。
就職した後も安心して生活できるように専任のアドバイザーがフォローしてくれるなど、無料で相談できます。
就職Shop
就職Shopは20代の転職に強く、店舗は主要駅周辺にあり通いやすい転職エージェントです。就職Shopは株式会社リクルートキャリアが運営していて、100%直接訪問して、取材した会社を紹介。
求人は学歴・職歴・社会人経験不問、既卒、フリーター、新卒、第二新卒、高卒、中卒から入社した方が多数います。
経験や資格などを見る書類選考はなしで面接にいけます。主に営業職・渉外、サービス・接客業、女性は事務やアシスタント、営業・渉外が就職先で多いのが特徴です。
3. ビジネスセミナーや交流会、知り合いを活用して、コネを作る
最初におすすめの方法は知り合いのコネで入社するという方法です。
ビジネスセミナーや交流会などに参加すると、ベンチャー企業の経営者や役員が参加していることがあります。そこから仲良くなり、入社のきっかけを作るという方法があります。
あるいは、知り合い関係を利用して、入社のきっかけを作れます。知り合いなら、会社のことをすでに熟知している可能性がありますし、また、知り合いだからこそ、あなたのことも知っていますから、ミスマッチが起きにくい側面があります。
また、知り合いなどのコネ入社の場合、普通に面接試験を受けるよりも通過しやすいです。
なので、知り合いに良い就職先がないか聞いてみるようにしてください。私の知り合いもこの方法である会社に入社しました。
その方曰く、「社会はコネで成り立っている」と発言するくらいだったので、コネで入社できないかどうか考えてみることをおすすめします。
4. ジョブカフェやハローワークを利用する
ハローワークは、全国各地、どこの都道府県にも設置されている公的な就職支援サービスです。職業の紹介や就職に向けた計画の作成などの補助を行ってくれます。
一方で、ジョブカフェとは、「若年者のためのワンストップサービスセンター」といいます。
こちらは若い人向けのサービスで、無料で利用できるサービスです。多くは県庁所在地にあり、就職に向けたプランの作成や職業紹介、職場体験、カウンセリング、グループワークや就活セミナー、就職後の支援などのサービスを提供しています。
また、保護者向けのセミナーもあります。下記より各種都道府県にあるジョブカフェのページに飛べますので、参考にしてください。
北海道・東北 | | 北海道 | 青森県 | 岩手県 | 宮城県 | 秋田県 | 山形県 | 福島県 | |
関東 | | 茨城県 | 栃木県 | 群馬県 | 埼玉県 | 千葉県 | 東京都 | 神奈川県 | |
甲信越・北陸 | | 新潟県 | 富山県 | 石川県 | 福井県 | 山梨県 | 長野県 | |
東海 | | 岐阜県 | 静岡県 | 愛知県 | 三重県 | |
近畿 | | 滋賀県 | 京都府 | 大阪府 | 兵庫県 | 奈良県 | 和歌山県 | |
中国 | | 鳥取県 | 島根県 | 岡山県 | 広島県 | 山口県 | |
四国 | | 徳島県 | 香川県 | 愛媛県 | 高知県 | |
九州・沖縄 | | 福岡県 | 佐賀県 | 長崎県 | 熊本県 | 大分県 | 宮崎県 | 鹿児島県 | 沖縄県 | |
5. 副業からはじめてみる
もしも望む働き方が起業やフリーランスであれば、副業として事業を走らせてみることをおすすめします。
副業に関する詳しいことはこちらの記事でまとめているので、こちらを参考にしてください。
4. 転職・独立する場合の4つの注意点
転職や独立をする際の注意点を最後に解説します。仕事が続かないということで、何度も転職されている場合、やり方によってはスキルが身につかないケースもあるので、意識しておきたいことを解説します。
1. なんども転職すると信用されなくなる
何度も転職を繰り返すと当然ながら、採用担当者からの印象はあまり良くなくなります。
1年以内での離職が繰り返されている場合、組織に適合できない人と思われる可能性が高くなるので、過去の転職回数が多い場合は、今の会社で数年勤務することも検討してみてください。
起業や独立という形であれば、プラスに捉えられることもありますけど、何回も辞めると辞め癖がある人ということで、相手にされなくなる可能性があります。
2. 安易に起業・独立はおすすめしない
起業や独立について触れてはいるものの、安易な起業や独立はあまりおすすめできません。
ベストは副業で初めてみて、軌道に乗ってきてから独立されることを推奨します。
3. 将来方向性によっては派遣やアルバイトという方法も検討する余地はあり
会社員での転職ではなく、派遣やアルバイトをしつつ、副業で独立の準備を整えるという方法もあります。
会社員の場合は責任が重いため、プレッシャーで潰されそうになることもありますが、派遣やアルバイトならそこまでの責任はないです。
私も過去何名かにアンケートを取りましたが、精神的に追い詰められることは少ないので、会社員への転職を厳しいと感じられるなら、派遣やアルバイトも検討してみてください。
リゾートバイトのような派遣のお仕事の場合、寮の完備、光熱費などが浮くこともあり、お金が貯まりやすいというメリットもあります。
ただし、注意点があって、ずっと派遣やアルバイトでいると、生涯年収が低くなってしまうので、この点は注意が必要です。
4. スキルアップと思って数年修行する
仕事が続かないという場合は、スキルアップという意味も兼ねて、数年間嫌でも食いしばって続けることも検討してみてください。
スキルがついたら良いですが、スキルがつかない場合、転職や独立する際に不利になってしまうことがあります。
なので、もしもまだ何のスキルもない場合は、数年の修行と割り切ることも検討してください。
終わりに
今回は仕事が続かないという時の対処方法について解説してきました。
仕事が続かないという原因は様々ありますが、まずはそれぞれの対処方法を実践してみるようにしてください。
そして、どうしても今の職場では難しい場合は、転職や独立を考えることをおすすめします。
その中でも特に大切なことは、二つ目で解説した下記のことです。
- パレートの法則で言われる上位の2割に入ること
- 自己分析をして強み・弱み・満足のいくポジションを分析すること
です。
仕事を続けられるようになるためには、自分のお仕事に満足できるという状態がとても大切なのですが、この二つをしっかりと考えていい職場を見つけることが出来ると、続けられないという今の状況から抜けることが出来るのではないかなと思います。
もちろん、言葉で説明するのは簡単ですが、実践するとなると、運の要素も絡んでくることもあって、難しい部分ではありますが、上記の二つを少し意識してみて、転職活動をしてみてくださいね。