アートセラピーを使った心理カウンセリング | 自分の心を絵画を通して見つめ直す方法

こんにちは、松尾です。

生きていると色々と辛いことがあって、気が滅入ることもあると思うのですけど、そんな心の悩みを抱えた時に、誰かに相談をすると言うのは一つの方法かなと私は考えています。

 

そんな心の問題にアートを使ってアプローチされているアートセラピストの伊藤千紘さんにインタビューをしてきました。

 

絵画を通して、どのように心の問題を解決するのかと言う部分を実際に私がカウンセリングを受けて実践して頂きました。

アートセラピーに興味のある方、心に何かモヤモヤを抱えていらっしゃる方は参考にしてみてください。

 

目次

1. 伊藤千紘さんがアートセラピーに出会ったきっかけとキャリア

2. アートセラピーとはどんなものなのか?具体的なカウンセリング事例

3. 会社辞めたい、自信がないと言う良くありがちな悩みのアプローチ方法

 

伊藤さんがアートセラピーに出会ったきっかけとキャリア

松尾
今どのようなお仕事をされていますか?
伊藤さん
今は、コロナの影響もあり、WEBで集客をしていて、オンラインという形で、なるべくリアルで会わなくても、会える形にしようとしています。今は口コミで広がっている感じで、モニターをした方が口コミを書いてくださり、その友達が来るというようなサイクルが生まれています。

 

松尾
アートセラピストという肩書きですけど、具体的にはどのようなお仕事なのでしょうか?
伊藤さん
カウンセラーの一種です。起源は20世紀初頭のユングやフロイントなどの精神分析学を元にしたものです。無意識を読み解くというのが特徴的で、心理分析手法を元にしているのですけど、やり方はカウンセリングに近いかなと思います。
カウンセラーとクライアントが話をするのですけど、対話の中の一環で、クライアントにお絵かきをしてもらったり、なんらかの表現をしてもらいます。もっとも、絵に限らず、粘土で工作をするとかで創作したりってこともあります。そして、その創作の中で現れるその人の表現から、心の悩みの問題を模索するって感じです。
松尾
少しユニークですね。そのカウンセリングを始められるきっかけってありますか?
伊藤さん
自分自身が職場で少しメンタルを病んでしまうことがありました。YouTubeの動画でも紹介したんですけど、そこから自身もセラピーとかカウンセリングを受けてみて、とある女性向けの自助グループというのに通いはじめて。生きづらい女性が集まるというようなものでした。そこで、お絵かきやアートが好きという方がいて、体験セラピーをやる経験があったんです。
松尾
なるほど、そうだったのですね。確かに、仕事をしているとメンタルを病むようなことって誰しもあることですよね。そんな時にアートセラピーに出会われたってことですね。
伊藤さん
アートセラピストの養成講座をやっている方が都内にいて、学びに通いました。加藤るり子さんという、日本でアートセラピーを実践された最初の人で、元々は精神病棟でセラピーをされてきた方ですね。医者ではないですが、精神科に入っているカウンセラーです。
松尾
その講座は誰でも取得できるのですか?
伊藤さん
はい、受講することで、取れるようになります。そうすると、オーロラ公認のセラピストですと名乗ることが出来ます。半年くらいの講座です。
松尾
実際に悩みを持った人がいたら、どんな感じでセラピーが始まるのでしょう?
伊藤さん
話の概要を聞いて、それにそったお題をやってもらいます。例えば、バウムテストと言って、木を一本書いてくださいとか、雨の中の風景を書いてくださいとか。あと、風景構成法といって、色々なモチーフを使って、全体が風景画になるようなものとか。
松尾
過去クライアントさんを色々と見られてきたと思うのですが、どんなケースがありましたか?
伊藤さん
本当に人それぞれですね。例えば、鬱傾向の人であれば、グレーとか濃紺とかを使いがちな傾向があります。風景画を書いてというと、夕方から夜の風景になったりしがちです。
松尾
逆に、黄色とか、派手な色を使うって人は?
伊藤さん
それは元気な人とかですね。あと、ペルソナカラーと言ったりするのですけど、社会的に、対人関係で演技をしがちだったり。いい自分を見せたりっていうのを表していたりします。あくまで、こういう絵を書くからこうなんだってことではなく・・・。
松尾
なるほど・・・
伊藤さん
で、何度か受けて、その中で対話をする。そこからその人が今どのような状態にあるのかを見ていくのが仕事です。
松尾
では1回では終わらないって感じですよね。
伊藤さん
そうですね。3ヶ月とか半年とか通ってもらって、同じ話題でも、表現が徐々に変化していくんですよね。自分のことを徐々に客観視できるようになって、自分が言語化出来ていないけど、なんとなくモヤモヤしている、潜在的な部分が露わになってくる感じです。これで自分の気持ちを見つめ直すことが出来るって効果はありますね。
松尾
クライアントさんって、どういうタイプで悩みを抱えた方が多いですか?
伊藤さん
主に仕事、キャリアの相談が多い傾向があります。場合によっては今のパートナーシップとか人間関係とかというようなこともあります。

アートセラピーとはどんなものなのか?実際に受けてみた

松尾
実際に実演とかして頂くことって出来ますかね?
伊藤さん
はい!アートセラピーとかって初めてですか?
松尾
初めてです!!
伊藤さん
アートセラピーは自由画といって、好きに書いてもらうケースもあるんですけど、「教示」という絵のテーマをこちらから出すこともあります。では、今回は、あなたが宇宙人だと思われるものを書いてください。その背景も書いてください。縦横も自由で、7分で描いてください。
実際に松尾が書いた絵・・・。
伊藤さん
宇宙人って、自分にとって他者。未知のものに飛び込む、恋愛の象徴だったりします。
松尾
あっ、そうなんですね。
伊藤さん
どちらかというと未知の他者です。で、この宇宙人なんですけど、恋愛に対してどのようなスタンスなのかが現れるような仕組みになっています。
松尾
なるほど、仕事とかではなく、あくまで恋愛ってことですね。
伊藤さん
恋愛ってどっちかというと待つタイプじゃないですか?
松尾
う〜ん、どうでしょう?マッチングアプリとかだと、基本男性から色々と提案するのが鉄板なので、待っているってことはないとは思うんですけど。でも、いざデートしようとすると、本当にこの人でいいのかなと思ったりして、先が続かないかなってところはありますね。
伊藤さん
この真ん中のキャラを中心に捉えてもらえるといいと思うんですけど、色遣いの部分がやや元気がないかなと。紫はシャドウカラーといって夜の属性なので、今は少し恋愛をガツガツやるよりは内省のタイミングですね。立ち止まって、自分を見つめ直したいって感じですかね。
松尾
あ〜、当たっているかもですね。
伊藤さん
待つ恋愛のタイプの人かなと思ったのは、3体に共通して言えることなのですけど、口があるものの、口を閉ざしているんですよね。口って表現をするものですけど、それが閉ざされているので、自己表現をするよりは待つかなって感じです。奥手なタイプかなと。あと、地面があって、ここが月なんですか?
松尾
星の上に立ってって感じですね。
伊藤さん
地面に立っているキャラっていうのは悪いことではなく、グラウンディングと言って、地に足がついた人って感じです。夢見るような恋愛をするよりは結構堅実な恋愛をするタイプであることが読み取れます。みんな、正面を向いて直立不動な感じがします。棒立ちになって待っているって感じですね。
松尾
なるほど。
伊藤さん
あとあまり塗りつぶさなかったですよね。
松尾
塗りつぶしたら、若干、クレヨンが勿体無いなと笑。
伊藤さん
淡いタッチで書く人は人当たりのいい人って感じですね。
松尾
もしも塗りつぶしていたら、結構押し付け的な感じですか?
伊藤さん
そうですね、結構自己主張が強いかなと思います。あと、空白が多いので、空虚なイメージです。ちょっと寂しそうな感じですね。複数体書いているので、コミュニティの存在を大切にする感じですね。ただ、全体的に、対人にソーシャルディスタンスがあるって感じですね。なんか、こうあまり踏み込まない感じですよね。
松尾
そうですね。私はある程度、距離感は大切にしていて、相手に入られすぎるのも嫌いですし、こちらから行くのもあまり好きではないですね。
伊藤さん
でも、そこって結構重要なファクターだったりしません?相手を深く知るために・・・。
松尾
個人的には大切なのって距離感だと思っていて、好きになって、ベタベタっていうのもわかるんですけど、最初は距離感というか、いきすぎると、怖がるかもって感じなところはあるかもしれません。
伊藤さん
そこは恐れがあるかもですね。あまり踏み込まない感じですか?
松尾
個人的にはそうですね。相手も嫌がるのかなという思い込みがあったりします。
伊藤さん
相手からすると、あまり踏み込んでくれないなっていうコアな部分で寂しさを感じる可能性はあるかもしれません。そして、割と待つ方かなと。
松尾
なるほど。会社とかの人間関係とかでは、あまり変にこじらせたりしたくないので、距離を取るような傾向はあるかもしれません。趣味とかお付き合いにしても。
伊藤さん
距離の取り方はすごくわかっているって感じですね。で、心配だと思うのは3体とも耳がないので、人の意見に耳を貸さないようなタイプかもしれません。
松尾
恋愛に限らず、仕事とかでもあるかもしれませんね。
伊藤さん
多分、あなたに、関心を持っている人はすごくいるのかなと。仕事でも恋愛でも、周囲に耳を貸したらいいかもしれません。なんかオープンマインドになるのは、大切かもしれません。あと、画面全体で大きく書きませんでしたけど、これは自分に対する自信を表します。対象物が小さいので、自己肯定感が低いかもしれないですね。
松尾
それはそうかもしれないです。学校の先生やっていて、面白い授業をやって生徒からはすごく評価されて満たされてはいたんですけど、生徒はあの先生はこんなにしてくれるのに、あの先生はしないとか言い出して、その辺りの人間関係ですよね。
他の先生に不憫といいますか、自分が良い授業をすると、他の先生が大変になる。で、タダでさえ教師って業務量が多いので、他の先生にも良い授業をしろって、言えないわけで。面白い授業をしたいって人もいますけど、それをやりすぎると、他の先生にも申し訳ないなと・・・。
伊藤さん
あなたがいい先生すぎたわけだ・・・
松尾
いや、いい先生かどうかはわかりませんよ。いい先生って生徒が依存するわけで、その授業を受け持つ時はいいんですけど、その先生がいなくなると、次の先生が大変なんですよね。っていう感じで、軸がブレたようなことがありましたね。生徒の自立とか考えたら、アウトじゃないですか。
伊藤さん
外部要因で難しいですよね。
松尾
そのあと、自分で集客してものを販売するスキルが欲しいと思って、WEBマーケティングの世界に行ったのですけど、最初は儲けばかり考えるような会社にいっていて、売上はすごくあったんですけど、ただ、あるセミナーでただ稼げれば良いだけのスタイルで稼ぐのってどうなのって、仕事の姿勢を咎められて・・・。まぁ、そうですよねって話ですけど。
とは言っても、ネット広告の世界では実際に使っていない商品を販売している広告代理店は多いわけで。量を作らないといけないとか・・・。他にも成約率の高い文章ってなると、煽ったりしないといけなかったり。この辺りで、ずっと違和感を抱えていました。
伊藤さん
なるほど。
松尾
他にも、例えば、ダイエットサプリがあるとして、でも、それで本当に痩せられるのかって話とか。何か商品を販売して成果を出してもらうには、ある程度本気にならないといけないわけですけど、それができないと、お客さんの問題解決をしていないじゃないって話だったり。その辺りで迷っていましたね。
伊藤さん
常にマイノリティに心が動くってことですよね。
松尾
その辺りで、なんか軸が定まっていないんですよね。
伊藤さん
つまり、成功する人がいる一方で、そうではない人たちがいて。そこに目が向いていますよね。お金を支払ってもらったのに、成果まで落とし込めていない人の部分に目が行くっていう。
松尾
そうなんですよね。その辺りに自信を持てていないって部分なんですよね。なので、このメディア「わたそのお仕事」って今自分の中での納得のいく形を作るために必死で出来ることをやっているって感じです笑。
伊藤さん
なるほど。あと、お腹の大きな目ですけど、相手を見定めようとしているって感じですかね。遠くから見ていて、相手を判断したり、評価するような感じですね。
松尾
それって若干上から目線って感じですね。あっ、背景ってどういう意味がありますか?
伊藤さん
そうですね。バックも、夜空でやや暗いので、内省のシーズンなのかなって感じですね。夜はユング心理学ではナイトジャーニーっていう、自分の深層心理と向き合う感じですね。行動するよりは沈思黙考って感じですね。休みたいって感じかもしれませんね。
松尾
これで一回のセッションって感じですか?
伊藤さん
いえ、本当はもう少し長いですよ。
松尾
なるほど、いや、色々と見抜かれたかもしれません笑。ありがとうございました!

会社辞めたい、自信がないと言う良くありがちな悩みのアプローチ方法

松尾
会社辞めたいとかって場合、どんな感じでアドバイスされたか教えて頂けるとありがたいです。
伊藤さん
今の社会環境とかを踏まえて、少し今までのキャリアでいいのかって感じの相談は多いかなと思います。絵を見ると、仕事というより、仕事を離れたところで生き方を見出したいって方は少なくないです。仕事と無関係な人間関係のコミュニティを見つけたいって方は多いですね。
仕事だと表層的な人間関係になりがちなので。深層心理があって、そこにあるのがその人の根源的な望みだったり、願望もそこにあるので、深層心理の求めることにそって生きる。これが大切で、それがぶれると、自分の求めていることと違うので、心身に不調をきたしたりしがちなんですよね。今の自分のルーツと言いますか、どういう感じで人生を生きたいのかって部分に向き合って欲しいってアドバイスするケースが多いです。
松尾
それは自分で気づいていないものですか?
伊藤さん
気づいていないことはなくて、それを出さないことが大人という刷り込みを受けてしまうみたいな。なるべく言わなくしようとしてしまう。
松尾
そういう方にはそういう方向けの課題があるんですか?
伊藤さん
風景構成法が有名で、総合的な心象風景を見ていくのは結構スタンダードです。小さい時の夢とかを聞くことが多いですね。
松尾
小さい頃の夢とか残っているもんなんですかね。
伊藤さん
小さい頃の夢ってピュアな望み。それでさえ親に言わされたってケースもありますけどね。仕事を辞めたくて、変えたくてって悩みの人もいるんですけど、仕事も結婚も手段じゃないですか。それを通じて自分は人生をどうしたいのかって問いかけをすることは多いです。
松尾
あと、自分に自信がないって場合、こうしたらいいみたいなアプローチってありますかね?何をやってもダメと思ってしまって、引っ込み思案な時に、どうしたらいいとか。そう言うことで悩まれている方って結構多いと思っていまして・・・。
伊藤さん
自信は最初からないですからね。アートセラピーでは、その人固有の魅力を描いてもらうのがベースにあって。絵を描いてもらうと、みんないい絵を描くんです。で、みんな違うわけで、みんなどこか良さのある絵を描く。それがあなた自身の魅力だったりするわけで。
人には必ず魅力があるって考え方なんです。それをお伝えすることはあります。自分に自信がないような場合にはアートセラピーを受けてみるっていうのは一つの手段かなと思います。何によって自信を持てなくなっているのかとか、どこかでくじかれた瞬間があるわけで・・・。
親から言われた経験とか、学校での経験とかが大きく影響していて。瞑想みたいなアプローチが必要になるかもしれません。インナーチャイルド、傷ついた自分を癒しに行くって感じですね。助けに行く。
松尾
助けるっていうのは、まず気づくって部分だと思うんですけど。原因がわかったとして・・・
伊藤さん
そこで自分のことを許してあげたりってことですかね。本当は必死で生きていたはずなので。そういう自分を大丈夫と言ってあげるってアプローチがあるかなと思います。
松尾
なるほど、ありがとうございました!
伊藤さん
こちらこそありがとうございました!

まとめ

今回は、アートセラピストの伊藤千紘さんにアートセラピーとはどのようなものなのか伺ってみました。

ポイントとしては、心の中に抱えているものを見える形であらわにして、悩みを向き合い癒すと言う部分。

その手段として、アートセラピーという方法があるということ。

 

正直、今の社会って生きづらい社会だと思っています。

それと同時に、なかなか人には悩みを打ち明けることが出来ないと言う方もいらっしゃると思うのですが、そのような悩みを相談するきっかけとして、アートセラピーを利用すると言うのは選択肢としてありなのかなと思います。

 

このWebメディアは働き方に悩まれる方向けの情報を発信しています。働くと色々とあるじゃないですか。

 

悩みも生じることがあると思うのですが、もしもアートセラピーを受けたいということであれば、伊藤さんに直接相談してみてください。

Zoomなど遠隔でも対応してもらえるようなので、心の悩みをオープンにして少しでも楽になるきっかけになると幸いです。

 

オーロラ公認アートセラピスト

一般社団法人springスタッフ

Facebookページ:https://www.facebook.com/chihiro.ito.14811

>私のお仕事の理念

私のお仕事の理念

あなたはこれまでにどのような仕事をされてきましたか?

仕事は、誰かが喜ぶきっかけを作るものです。
「誰かの役に立ちたい」というポジティブな想いは、社会をより豊かにすることが出来ます。

「こうしたらお客さんが喜んでくれるのではないかな?」
「こうしたらもっと便利に感じてもらえるのではないかな?」

このように考えながら仕事をすることは、とても素敵なことで、相手のことを思い行動することで、社会はより良いものになります。


ただ、残念なことに、必ずしも満足のいく仕事にたどり着けるわけではありません。
自分に合った仕事でなければ、
いくらあなたに素晴らしい力があったとしても宝の持ち腐れになります。

人生の3分の1以上の時間を費やすと言われるように、
人生の満足度は仕事の満足度と比例すると言っても過言ではありません。
そんな仕事のミスマッチを少しでも減らしたい。

私たちは、多くの人に自分にあった仕事を見つけるための情報をわかりやすく伝えることで、
仕事で後悔する人たちを減らしたいと思っています。

そして、自分のお仕事に誇りを持ち、誰かを笑顔にすることが出来る、そんな社会を作っていきます。
「私のお仕事」編集部一同